消防士の不動産投資|用意すべき自己資金はいくら?

不動産投資を始めるには、ある程度まとまった自己資金を用意する必要があります。

消防士の場合、金融機関からの評価が高いためそれほど大きな自己資金は必要ありませんが、最低限は用意しておきましょう。併せて、有利に融資を受けられるコツなども知っておくと役に立つはずです。

消防士は不動産投資で有利

消防士は不動産投資において有利な条件で融資を受けることができます。公務員であるため、雇用や収入が安定しており、金融機関からの評価が非常に高いのです。

以前であれば、大企業の社員など収入が高い人々も良い条件で融資を受けることができました。しかし、長く続く不況や大規模なリストラなどを背景に、徐々に民間企業の社員が融資を受ける条件は厳しくなってきています。

その点、公務員は収入が安定している上にリストラのリスクが限りなく小さいため、好条件での融資が期待できるのです。

現在金融機関からの評価がとくに高い職業は医者と公務員です。消防士は通常の公務員よりもやや収入が高いため、より良い条件での融資を期待できます。

いくら必要?消防士が不動産投資を始める際の自己資金

不動産投資と聞くと多額の資金が必要に思えますが、実は融資を受けられればそれほど資金を用意する必要はありません。

▼融資を利用すれば消防士でもすぐに自己資金を用意できる

上述の通り、消防士は金融機関からの評価が高いため、融資によってレバレッジをかけることが可能です。

そのため、用意できる自己資金が100万円であったとしても、20倍、30倍の物件、例えば2,000万円以上の物件を購入することができる場合があります。

しかし、銀行からの融資は当然、長期間にわたって返済し続けなければなりません。ローンを抑えたいのであれば、できる限り自分で資金を貯めてから数倍程度のレバレッジをかけて投資を行うのも手でしょう。

▼不動産投資は消防士というステータスを最大限に活かせる投資法

不動産投資が数ある投資手法の中でももっとも消防士に向いている理由は、レバレッジ効果を最大限活かせる点にあります。

例えば、株の取引であれば、100万円の自己資金があっても100万円分の株しか購入することができません。そのため、手持ちの資金が少ない人にとっては取引自体が少額になり、その分リターンも少なくなってしまいます。

また、FXなどもレバレッジをかけられますが、その分短期的で投機的な要素が強いため、ハイリスク・ハイリターンな運用になってしまいます。

消防士は元々安定した収入が得られる訳ですから、ハイリスク・ハイリターンな手法を選ぶ必要はありません。一発逆転をねらうような危険な賭けではなく、長期的に安定して収益を得られる方法を選ぶべきなのです。

このように、不動産投資は少額の自己資金からミドルリスク・ハイリターンを狙える点で、消防士にうってつけの投資方法と言うことができます。

消防士が有利に融資を受けるコツは?

不動産投資は有利に融資を受ければそれだけ手持ち資金が少なくても良い物件を購入することが期待できます。ここでは、有利に融資を受けるためのコツをご紹介します。

▼都市銀行ではなく地方銀行や政府系金融機関を検討する

全国展開している都市銀行は、大手企業や資産家をメインターゲットにして融資を行っているため、公務員など一般的な不動産投資ローンにはあまり積極的ではありません。

そこで、地方銀行を検討してみましょう。地方銀行は頭金を求められることもありますが、個人が行う不動産投資への融資には積極的で、金利も低めに設定されています。

また、日本政策金融公庫などの政府系金融機関も不動産投資への融資に積極的です。ただし、こちらは融資額の上限が低めに設定されていたり、融資期間が短かったりするなどの特徴があるため、これらの条件で目標を達成できそうか見極める必要があるでしょう。

▼ある程度貯金があるなら金利が低い条件を重視した方が有利

金融機関が提示する融資の条件はどれも一長一短といったところですが、ある程度の預貯金を用意して始められるのであれば、金利の低い条件を選んだ方が総合的に有利です。

不動産投資は20年以上の長期間にわたってローンの返済を行うことが多いため、その間の金利の大小によってコストパフォーマンスは大きな影響を受けます。

頭金を求められることもありますが、ローンはできる限り低金利な方が生活は豊かになります。返済の負担が減ると、その分手元に残る家賃収入も多くなるのです。

不動産投資は少額の資金から地道に投資可能

消防士であればおよそ100万円程度の自己資金から不動産投資を行えるため、世間で考えられているよりも投資のハードルは低くなっています。

また、消防士は毎月の収入のほか、ボーナスとして年2回まとまった収入が得られます。30歳前後、勤続10年前後であれば、年2回のボーナスだけで十分に不動産投資の自己資金を用意することができるでしょう。

雇用や収入が安定していることは、融資を受けるときも長期運用するときも、いずれもプラスの要素となります。消防士と相性の良い不動産投資を始めることで、より安定した経済基盤を整えていきましょう。